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名称 宿椎 (やどしい)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 スダジイ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 茨城県桜川市本木(注3)
〃 3次メッシュコード 5440−30−99
〃 緯度・経度 北緯36度19分49.8秒
東経140度07分14.6秒
大和村指定天然記念物(1982年5月4日指定)
撮影年月日 2008年5月18日
注1)大和村教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)による
注3)2005年10月1日、2町1村が合併して桜川市誕生。旧行政区は真壁郡大和村
坂東33観音霊場第24番札所、雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)の参道石段途中に、「宿椎」と名付けられたスダジイの巨木が立っている。
楽法寺が開かれたのは用命天皇2年(587)。中国の梁の国からやってきた法輪独守居士が、延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を祀ったことに始まる(詳しくは楽法寺ホームページ参照)。現在では「雨引観音」の名でよく知られ、札所巡りの巡礼者のみならず、多くの参詣者が訪れる。
宿椎は、玉垣から身を乗り出すように立っている。幹肌はまるで岩塊のよう。堂々たる風格だ。
かつて、寺が火災に遭ったとき、本尊がここに避難し、仮の宿とした。それが宿椎の名の由来だと、案内所で伺った。
楽法寺にとっては、大切な椎の木なのである。 |
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