ページタイトル:古山王の種蒔桜 当サイトのシンボルマーク

画像:古山王の種蒔桜 名称 古山王の種蒔桜 (こさんのうのたねまきざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 4.7m(注2)
推定樹齢 280年(注2)
所在地の地名 福島県西白河郡矢吹町川原
 〃 3次メッシュコード 5540−62−34
 〃 緯度・経度 北緯37度12分04.4秒
           東経140度18分20.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年4月7日

注1)2019年3月に矢吹町教育委員会と矢吹町文化財保護審議会が連名で設置
注2)上記案内板による





 東北自動車道矢吹インターチェンジの北東約1km。県道58号(矢吹天栄線)沿いに立つ桜。県道が東北道を潜る地点から東に200mほど。大和三光製作所の社員駐車場の入口。
 案内板によると、14世紀頃、この付近は大和久郷(おおわくごう)の中心村落で、山王寺、山王社(日吉神社)があったらしい。その後、豊臣秀吉の奥州仕置によって『道路と宿駅の整備がすすめられ、大和内地内に大和久宿をつくり、人々は移住し寺社も移し』たとのこと。その大和内(やまとうち)は、桜が立つ地点から南南東に1.2kmほどの場所で、そこに現在の山王寺と日吉神社がある。樹名の「古山王」は、山王寺や日吉神社の旧地という意味のようだ。(「種蒔桜」の方は、各地にこの呼称があり、桜の開花から頃合いを読み取り、播種のタイミングをはかる意味である)
 若々しく、素晴らしい桜だ。
 個々の花はやや小さめだが、とにかく数多く、びっしり付けている。この桜では、ベニシダレほどの濃い花色ではないが、花弁のピンク色が鮮やかで美しい。
 訪ねた時は、ちょうど満開。(この年は開花がずいぶん早かった)
 五分咲きの頃でも十分に美しく見えるものだが、やはり満開の豪華絢爛さは別格である。
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