ページタイトル:和山のシナノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:和山のシナノキ_1


画像:和山のシナノキ_2
名称 和山のシナノキ (わやまのしなのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 シナノキ
樹高 9m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 400年以上(注3)
所在地の地名 岩手県釜石市橋野町
 〃 3次メッシュコード 5941−05−64
 〃 緯度・経度 北緯39度23分26.6秒
           東経141度41分01.4秒
釜石市指定天然記念物(1969年8月22日指定)
撮影年月日 2017年5月8日

注1)2004年3月に釜石市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による





 この日は、遠野市で厚楽沢のアカマツを見たあと、そのまま界木峠を越え、釜石市橋野町に向かった。釜石市の天然記念物なのだから、釜石市からのメインルートである赤柴川沿いの道のどこかにシナノキへの案内表示があるのではないかと思ったからだ。
 しかし、結果的には、このルートは失敗だった。かなりの遠回りだった上に、期待した案内表示は無く、しかも、峠付近から釜石側は未舗装路だったからである。(地元の人もこの道はあまり通らないらしく、途中、対向車には1台も出会わなかった)
 遠野から向かう場合は、界木峠の手前で左折し、釜石広域ウィンドファームの風力発電機がたくさん並ぶ稜線を越える道を選んだ方がいい。この道だと、美しい景色を眺めつつ、舗装道路を進むことができる。
 稜線から道なりに約3.1km。標高821mの小山(丘と呼んだ方がいいかも知れない。海抜では高いが、道路との標高差は20mほどしかない)の西に牧場の作業道路(?)が開き、そこにシナノキへの案内表示が出ている。
 そこから150mほど歩くと、そこにも案内表示。見おろすとシナノキの姿が見えた。
 シナノキは、最初から根元近くで複数の支幹に分かれていたようだ。そのうちの1本はすっかり横倒し。かなり風雪に痛めつけられたのだろう。
 倒れてもがんばり続けたようで、枝だったものが幹化して、今の姿は一種の筏作りのようでもある。
 思ったより規模は小さかったが、いかにも古木らしい、いぶし銀の趣きがあるように思われた。
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