ページタイトル:鷲原八幡宮の大杉 当サイトのシンボル

画像:鷲原八幡宮の大杉(幹と並ぶ)

画像:鷲原八幡宮の大杉(遠景)
 屋根の上に大杉の頂部が見える
名称 鷲原八幡宮の大杉
    (わしばらはちまんぐうのおおすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 40m(注1)
目通り幹囲 8.7m(注1)
推定樹齢 伝承1000年(注1)
所在地の地名 島根県鹿足郡津和野町鷲原
 〃 3次メッシュコード 5131−56−40
 〃 緯度・経度 北緯34度27分18秒
           東経131度45分24秒
津和野町指定天然記念物(1973年10月23日指定)
撮影年月日 2011年8月18日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による





 三本松城(津和野城)があった城山(じょうやま)を中心に見ると、有名な太鼓谷稲成神社とほぼ対称的な位置に鷲原八幡宮がある。
 創建年代には諸説あって、はっきりしないようだが、現在地への遷座は、三本松城が完成したのち、嘉慶元年(=元中4年、西暦1387)のことという。
 のち、永禄11年(1566)、勧請した鶴岡八幡宮に倣って、境内に流鏑馬(やぶさめ)馬場が作られた。この馬場は、ほぼ原形のまま今に伝えられ、長さは約250mもある。昭和41年(1966)には島根県指定史跡となった。(毎年4月第2日曜に行われる流鏑馬神事は津和野町指定無形民俗文化財)
 その馬場を横目に見ながら拝殿に向かう。(茅葺きの美しい社殿は県指定文化財) 途中から、裏山の斜面に立つ大杉の頂部が見える。
 根から幹への曲線が美しい大杉である。
 ただ、特に頂部において、葉のつきかたが悪くなっているように見える。最盛期を過ぎたのは間違いなさそうだ。
 案内板には樹齢1000年とあった。天文23年(1554)、陶晴賢(すえはるかた)の三本松城攻めで八幡宮が焼失した際、裏山の林も焼けたが、このスギ1本だけが残ったとされている。
 近年にも火災と落雷に見舞われたそうで、大杉は、幾多の試練に耐えた「根性杉」なのだそうである。
 
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