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名称 早田のスダジイ (わさだのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 8.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 鳥取県西伯郡南部町上中谷(早田)(注2)
〃 3次メッシュコード 5233−72−46
〃 緯度・経度 北緯35度17分32.8秒
東経133度19分46.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年4月2日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2004年10月1日、西伯郡内の2町が合併して南部町誕生。旧行政区は西伯郡西伯町(さいはくちょう)
南部町役場がある法勝寺(ほっしょうじ)から、国道180号を南下。賀祥(かしょう)ダムが作った緑水湖(りょくすいこ)を通り過ぎると、早田(わさだ)である。(早田は、「わ」にアクセントがある)
左図のスダジイは、「早田下」バス停と「早田」バス停の間。小山の斜面に展開する墓地の一角に立つ。(国道の東側。南下してきた場合は左側)
「早田下」バス停の近くに駐車スペースがあったので、そこから歩いた。
国道から墓地に向かう道は、広めの山道のような感じ。下からは墓地がよく見えず、墓地やシイ巨木についての案内表示も無いので、ちょっとわかりづらいかも知れない。(シイ巨木が立つ墓地は、地理院地図の墓地マークより少し奥に引っ込んだところにある)
墓地には木々がたくさん立ち、大袈裟に言えば、墓地なのか樹林なのかわからないほど。そのなかでも、さすがにこのシイは貫禄が違う。
背丈が低く、幹の内部はすっかり空洞。かつての大枝の付け根部分が内側の闇を覗かせている。残された枝は複雑にねじ曲がり、直線部分などどこにもない。
不気味と形容できなくもないが、私は、生きる事への執念をしぶとく貫き通した老木のこんな姿が好きだ。
しばらく、ぼんやりと眺めていた。 |
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