ページタイトル:和野のイチョウ 当サイトのシンボルマーク

画像:和野のイチョウ(幹と並ぶ) 名称 和野のイチョウ (わののいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県久慈市宇部町(和野)
 〃 3次メッシュコード 6041−16−52
 〃 緯度・経度 北緯40度07分49.5秒
           東経141度46分55.8秒
久慈市指定天然記念物(1993年4月28日指定)
撮影年月日 2017年5月12日

注1)久慈市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 三陸鉄道北リアス線陸中宇部(りくちゅううべ)駅の南西400mほどのところに立つイチョウ。
 鉄道と並走する国道45号から宇部川(うべがわ)対岸の和野に向かうと、間もなく左手にイチョウの姿が見える。和野橋(わのばし)を渡ったすぐ先に、川岸に下りる砂利道があり、その先に駐車スペースあり。
 かつてここに、小田為綱(おだためつな、1839〜1901)の生家があったらしい。小田家の屋号は「銀杏(いちょう)の木」だったという。
 案内板によると、小田為綱は、盛岡藩の藩校作人館(さくじんかん)の教授として、原敬(はらたかし)ら若き俊才を教育。のち自らも衆議院議員となった。当時としては民主的な思想を持つ人物だったらしい。
 当然、このイチョウのこともよく覚えていただろうと思われる。あるいは木に登って遊んだこともあったかも知れない。
 旧宇部村にとっては最大の偉人である。
 「和野のイチョウ」と題した案内板も、イチョウについての説明は僅かで、大部分は小田為綱の業績を記すことに割かれていた。
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