ページタイトル:上村のカシワの木 当サイトのシンボル

画像:上村のカシワの木(全景)


画像:上村のカシワの木
名称 上村のカシワの木 (わむらのかしわのき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カシワ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 4.5m(注2)
推定樹齢 750年(注3)
所在地の地名 青森県三戸郡五戸町倉石中市(注4)
 〃 3次メッシュコード 6041−62−00
 〃 緯度・経度 北緯40度30分34.6秒
           東経141度15分22.6秒
青森県指定天然記念物(1996年5月22日指定)
撮影年月日 2009年8月17日

注1)2008年3月に五戸町文化協会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記標柱による
注4)2004年7月1日、五戸町に合併。旧行政区は三戸郡倉石村





 県重宝の旧圓子(まるこ)家住宅の近くに立つカシワ。
 圓子家は戦国時代から続く武家の旧家で、さまざまな曲折を経て、幕末には120石扶持の南部家直参として盛岡に住んでいたらしい。
 ここに残る圓子家は分家筋にあたり、104石を与えられて、代々藩有林の管理に当たる山守の職に就いてきたようだ。(案内板より)
 2001年6月、武士の住宅としての原型をよく残しているということで、住宅が県重宝に指定された。一般公開もされている。(住宅の見学は有料。カシワの見学だけなら無料)

画像:上村のカシワの木(太い幹から直接、葉が出ている)

 カシワは、圓子家敷地の道路側に立っている。
 しかし、カシワの歴史は圓子家より古いと考えられているようだ。
 圓子家が入る前、ここには「上村(わむら)」とか「東のだんな」と通称された、この地の支配者の家があったらしい。それが、樹名の由来である。
 次いで、カシワは圓子家の所有となり、現在は五戸町が所有している。
 背が高く、樹勢も旺盛で、見ていて惚れ惚れするほどの大カシワである。
 カシワの巨木は北海道に多いが、本州以南では少ない。そういう意味では、全国的にも貴重なカシワ巨木である。
 
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