|
|
|
名称 綾杉 (あやすぎ)
名称の典拠 「大和の森遊歩道」パンフレット(注1)
樹種 スギ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福岡県糟屋郡篠栗町若杉
〃 3次メッシュコード 5030−34−13
〃 緯度・経度 北緯33度36分00秒
東経130度32分16秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2015年4月4日
注1)篠栗町が刊行(PDFファイルで入手可)
注2)上記パンフレットによる
若杉山頂(681m)近くに鎮座する太祖神社(上宮)の北西斜面に、昔から生きてきた大杉が散在する。
現在は国有林となっている範囲に遊歩道が整備され、ぐるっと辿ると、全部で5本の大杉に出会うことができる。(軽登山の装備必要)
太祖神社に向かう道路を登って行くと、遊歩道の入口近くに案内が出ている。(もう少し先に、若杉楽園キャンプ場の駐車場あり。車はそこへ)
遊歩道を登り始めて、最初に出会うのが綾杉である。
話は飛ぶが、福岡市東区香椎の香椎宮には、神功皇后の手植えと伝える神木「綾杉」がある。縦横に伸びる枝振りを、綾織りに例えたのだろうか。
案内板によると、皇后はその後、香椎宮の綾杉を分けて、ここにも植えた。以来、この山は「分杉山(わけすぎやま)」と呼ばれ、それが訛って「若杉山(わかすぎやま)」になったという。
由緒ある木を植えるなら、何の特徴もないこんな山腹を選ぶとは思えない、などと野暮なことは言うまい。若杉山の名付け親とも言うべき大杉が最初に迎えてくれることを、素直に喜ぶことにしよう。 |
|