ページタイトル:若宮のムクノキ 当サイトのシンボル

画像:若宮のムクノキ(幹と並ぶ) 名称 若宮のムクノキ (わかみやのむくのき)
名称の典拠 なし
樹種 ムクノキ
樹高 32m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 大分県豊後大野市朝地町宮生(若宮)(注2)
 〃 3次メッシュコード 4931−33−97
 〃 緯度・経度 北緯32度59分53.2秒
           東経131度27分36.0秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年3月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2005年3月31日、大野郡内の5町2村が合併して豊後大野市誕生。旧行政区は大野郡朝地町





 ご覧のように、すでに枯れてしまった木である。この、いわば遺骨にすぎない写真を何故紹介したかについて、次のようないきさつがある。
 この木については位置の詳細がわからず、最初から近くで尋ねるつもりでいた。
 若宮集落のはずれで、仲の良さそうな老夫婦が戸外に休んでおられるのを見つけた。しばらく雨の日が続いたので、久しぶりの晴天に、陽光を楽しんでおられたのだろう。
 巨木を訪ねてこの地に来たことを話し、集落内にムクノキの巨木があるということだが、ご存じないかと尋ねてみたところ、数年前に枯れて伐採された旨を教えてくださった。
 「そうですか。来るのがちょっと遅かったようですね」と、その場を辞そうとすると、「伐ったことは伐ったのだが、根元から伐ったわけではない。まだ十分に立派な姿を保っているから、是非見て行きなさい」と場所を教えてくださった。お二人で代わる代わる勧めて下さったところをみると、よほど私が残念な表情を示したのだろうか。
 でも、それだけでないものも感じた。木の形態の大部分を失ってトルソのようになってしまっても、まだこの木を誇りに思っておられるのだ。まるで立派だった身内を思うような気持ちで。
 私にもその気持ちがわかるような気がする。
 
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