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画像:若宮八幡大クス

画像:若宮八幡大クス
名称 若宮八幡大クス (わかみやはちまんおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 10.0m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 静岡県静岡市葵区浅間町(せんげんちょう)1丁目
 
〃 3次メッシュコード 5238−33−70
 
〃 緯度・経度 北緯34度59分03.9秒
           東経138度22分38.6秒
静岡市指定天然記念物(1975年12月18日)
撮影年月日 2005年12月27日

注1)2002年8月に静岡市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 駿府城のあった駿府公園の北西700m、家並みの中の奥まったところに若宮八幡宮がある。浅間神社からは麻機街道を挟んで反対側なのだが、少し引っ込んでいるため、街道からは見えない。
 境内の真ん中にクスノキが立っている。
 ご覧のように、落雷で主幹を失い、大きな空洞が上に開いている。残った幹の一部は既に枯れてしまっている。しかし、樹勢は悪くない。
 案内板に、新庄道雄が天保6年(1835)に編んだ「駿河国新風土記」の一部が紹介されていたので、転載しよう。
 「惣社神主宅は浅間惣社惣門の前東の角にあり 宅地に若宮八幡の社あり 此社なる楠太さ廻り六七間 堅実にして枝葉繁茂す いずこの老樹も必ず朽たる所あるもの多けれども此樹の如きもの府の辺に比なし」
 6〜7間と言えばおよそ10〜12mである。170年前には既に十分な大木で、しかも樹勢がすばらしかったらしい。
 そのまた昔には、駿府に隠居した徳川家康が愛でて、しばしば木陰に憩ったとも伝承されている。
 
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