ページタイトル:上野の大杉 当サイトのシンボル

画像:上野の大杉(幹と並ぶ)

画像:上野の大杉(遠景)
名称 上野の大杉 (うわののおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 23m/23m(注2)
目通り幹囲 6.5m/5.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 三重県南牟婁郡御浜町上野字大杉
 〃 3次メッシュコード 5035−67−28
 〃 緯度・経度 北緯33度51分20.5秒
           東経135度58分53.2秒
御浜町指定天然記念物
撮影年月日 2009年6月13日

注1)環境庁・三重県が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 尾呂志川を見下ろす高台に、2本の大杉が立っている。途中で主幹を失い、まっすぐ天を目指す姿ではないため、マツのようにも見える樹形だ。
 ここは、かつて尾呂志城の鎮守があったところらしい。字名の「大杉」は、これらのスギに因むのかと思っていたが、案内板には、そうでないことが記されていた。
 もとは、これらより、遙かに巨大なスギが立っていたようだ。明治3年(1870)4月17日、新宮領主水野忠幹が巡検に来た際、その大杉の胴回りを測った記録が残っているらしい。47尺(約14m)もあったそうだ。
 その途轍もない大杉は、明治18年(1885)10月2日に焼失してしまった。
 周囲14mと言えば、現存する2本の直径を合計した値よりも、さらに大きな直径を有していたことになる。
 幻の大杉を脳裏に描いてみた。樹高はどれくらいだったのだろうか。40mくらいはあったのだろうか。最盛期には、この空間全てが大杉の傘下にあった、と言ってもいいのだろうか。
 下図、矢印は、尾呂志川の対岸から見た上野の大杉である。幻の大杉も、この場所に立っていたのだろうか。
 現存の大杉も立派なものだが、幻の大杉は、さぞかし見事な景観を作っていたのだろう。
 盛者必衰とはいうものの、重ね重ね残念なことである。
 
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