ページタイトル:上寺のケヤキ 当サイトのシンボル

画像:上寺のケヤキ(幹と並ぶ) 名称 上寺のケヤキ (うわでらのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 10m(注1)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 100〜199年(注1)
所在地の地名 山形県飽海郡遊佐町上蕨岡(上寺)
 〃 3次メッシュコード 5839−37−95
 〃 緯度・経度 北緯38度59分46.2秒
           東経139度56分31.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年8月5日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注2)高地側から1.3mの高さにおける幹囲を実測





 日向川右岸高台に大物忌神社が鎮座する。
 祭神は大物忌神(おおものいみのかみ)。記紀神話には登場しない神名である。
 ここにあるのはその「口之宮」。大物忌神社の本社は鳥海山頂にあり、出羽国一の宮とされている。(口之宮は吹浦にもある)
 なかなか立派な神社で、本殿・随神門・神楽殿の3棟が国登録有形文化財。
 今は自動車で「坂ノ上」まで一気に達してしまうが、かつては「坂ノ下」集落から、標高差100mほどの参道を歩いて登った。
 地図で見ると、このケヤキの近くをその参道が通っていたと思われる。環境省巨樹データベースによれば、現在は神社の所有でないようだが、かつては大物忌神社に関わる神木と考えられていたのではなかろうか。大きな注連縄がそれを物語っているように思われる。
 ところで、巨樹データベース(1988年データ)では幹囲を532cmとしているが、どう見てもずっと大きい。実測してみたら650cmもあった。
 樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなりそうな勢いである。
 
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