ページタイトル:烏兎神社のスギ ロゴ:人里の巨木たち

画像:烏兎神社のスギ(幹と並ぶ)
 ↑最大のスギ
 ↓拝殿手前、神木のスギ
名称 烏兎神社のスギ (うとじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 38m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎市雲仙市国見町土黒庚(注3)
 〃 3次メッシュコード 4930−12−72
 〃 緯度・経度 北緯32度48分43秒
           東経130度16分38秒
雲仙市指定天然記念物(1993年2月10日)
撮影年月日 2015年3月24日

注1)天然記念物指定名称は「烏兎神社境内のスギ」だが、「境内」は不要に思われたので…
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2005年10月11日、南高来郡の7町が合併して雲仙市誕生。旧行政区は南高来郡国見町





 多比良港(たいらこう)の東に注ぐ土黒川(ひじくろがわ)を遡ると、河口から1.8kmほどのところで、2つの流れに分かれる。2つは、南から北にほぼ並走して流れており、西側が土黒西川(ひじくろにしがわ)である。
 烏兎神社は、土黒西川の左岸を上りつめたところ。岩下神社と並んで鎮座している。
 案内板によると、元来は摩利支天(まりしてん)を祀っていたものらしい。当地では「お天さん」と呼ばれていたようだ。
 珍しい神社号なので、祭神等、神社に関する説明がないか周囲を探してみたのだが、見つからなかった。
 代わりに、烏兎神社の名前で「三本足の烏を知っていますか?」と題した案内板があった。日本サッカー協会のシンボルマークである八咫烏(やたがらす)の話である。当地の国見高校が高校サッカーの名門校であること、社号に「烏(からす」の文字があることを絡めた三題話のような内容で、神社に関する知識は得られなかったが、国見高校が市民の誇りであることはよく分かった。
 案内板に戻ると、元和年間(1620頃)に2本、寛政年間(1795頃)に3本のスギが植えられたと伝えられているという。現存する大杉はそれらだということなのだろう。
 社殿に向かって左手、幣殿のすぐ横に立つのが最も大きい。ただし、これに注連縄はなく、拝殿の手前、向かって左手のスギに注連縄が掛けてある。
 本殿の後方に、もうひとつ石段があり、その先には露出した岩の頂部に石祠が据えられ、祠の手前に、憤怒相の立像と馬に乗る人物の像があった。
 説明がないので想像するのみだが、この憤怒像が摩利支天なのだろうか? 騎乗の人物は、あるいは神武天皇を表しているのかも知れないが、違っている可能性も大きい。
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