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名称 臼谷の大杉 (うすたにのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 37m(注2)
目通り幹囲 8.5m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 富山県小矢部市臼谷
〃 3次メッシュコード 5436−76−45
〃 緯度・経度 北緯36度37分21.4秒
東経136度49分10.7秒
富山県指定天然記念物(1965年1月1日指定)
撮影年月日 2003年5月17日撮影
注1)1987年3月31日に富山県教育委員会と小矢部市教育委員会が連名で設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
臼谷集落の北、富山・石川県境の山並みの東麓に臼谷八幡宮がある。
大杉は社殿左後方(向かって右奥)の斜面に立っている。枝や葉を見る限り、樹勢は悪くなさそうだ。
しかし、地上4mほど、2幹に分かれたところから根際まで、縦に大きな亀裂があり、現在はまっぷたつに裂けてしまった状態だと言って過言ではない。これ以上広がらぬよう、上部をロープで固定してあるが、近づいてよく見ると、明らかに数センチメートルの空隙がある。
樹勢からみてこの傷が命を奪う直接原因になるとも思えないが、雨水の浸入などを防ぐ必要はないのだろうか。
余談だが、臼谷八幡宮を含め、この地方の社殿はいずれも立派である。近くに彫刻のまち井波があることと無縁でないのかも知れない。
もうひとつ、注連縄がみな立派である。はじめ、あまりによく出来ているのに驚いたのだが、実はプラスチックの既製品であった。
このあたりにも水田は多くあるのだが、神社に対する考え方が、私の住む新潟県とは異なっているようだ。
※富山県にお住まいのHさんから、このスギが伐採されたとの情報をいただいた(情報に感謝)。ネット上を調べてみると、2005年4月に社殿が全焼した際に大杉も類焼。その後、手を尽くしたものの徐々に樹勢が悪化、2011年12月に惜しまれつつ伐採された模様。今は切株のみ残るようだ。(2020/01/11追記) |
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