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名称 臼井台の御神木カヤ
(うすいだいのごしんぼくかや)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 カヤ
樹高 19m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2) 実際はもっと細い
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 千葉県佐倉市八幡台1丁目
〃 3次メッシュコード 5340−41−84
〃 緯度・経度 北緯35度44分33秒
東経140度10分27秒
佐倉市指定天然記念物(1973年2月7日指定)
撮影年月日 2014年5月13日
注1)1992年3月に佐倉市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
八幡台は、印旛沼に注ぐ新川の河口近く、右岸高台の住宅地である。
近くには臼井、臼井台、臼井田などの地名も見える。カヤが立つ場所は臼井台でなく八幡台なのに、何故「臼井台の御神木カヤ」なのか。
勝手な想像なので当否は不明だが、臼井や臼井田を見おろす高台にあたるこの地は、もともと全体が臼井台と呼ばれていたのでないか。それが、八幡社周辺が大規模に宅地化されて「町」ができるにあたり、町名も新しくしたということではあるまいか。カヤのみが臼井台の地名を引き継いだということだと想像する。
カヤの立つ場所が不自然に低いのも、宅地造成の結果であろう。自然の起伏を均して宅地化する際に、カヤの立つ場所が周囲より低くなってしまったと思われる。本来はこれが自然の高さだったはずである。(カヤの根元は少しだけ土盛りされたようだが)
この低地は、カヤを残すために考えられたことなのだろう。
巨木を安易に伐ってしまわないという姿勢は、次世代を担うこの団地の子供たちにも、良い方向で伝わって行くことと思われる。 |
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