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名称 椋浦艮神社のムク
(むくのうらうしとらじんじゃのむく)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 ムクノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 4.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 広島県尾道市因島椋浦町(注2)
〃 3次メッシュコード 5133−31−76
〃 緯度・経度 北緯34度19分02.7秒
東経133度12分07.8秒
尾道市指定天然記念物(2000年1月25日指定)
撮影年月日 2013年5月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2006年1月10日、尾道市に合併。旧行政区は因島市
私の年代では、因島というと除虫菊の島というイメージがあるが、殺虫成分のピレスロイドが化学合成されるようになって栽培面積が激減し、今は観光用に細々と栽培されるのみ。
もう一つ。囲碁ファンにとっては、天才と謳われた本因坊秀策の生誕地であることも忘れられないだろう。
その生家があった外浦町から、東海岸に沿って県道366号(西浦三庄田熊線)を進む。このあたりでは山が直接海に落ち込み、海岸平野はない。県道は山裾を上下しながら、鏡浦、そして椋浦の港を結ぶ。
艮神社は、椋浦港から内陸側に200mほど。西側の山麓に鎮座する。
神社の修繕記念碑の記述によれば、元応元年(1319)創立。当初は鶴峯の中腹にあったが、応永8年(1401)、現在地に遷座したらしい。
ムクノキは社殿に向かって左手奥。
途中から2幹に分かれ、分岐点の上で幹を失っている。地元の方のお話では、失われたのはかなりの昔のことらしい。ただし、現状では樹勢は良さそうに見える。
ところで、椋浦の地名と、このムクノキと。両者には何か関係があるのだろうか? |
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