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名称 牛島神社の楠 (うしじまじんじゃのくすのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.6m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注2)
所在地の地名 佐賀県佐賀市東佐賀町
〃 3次メッシュコード 4930−72−05
〃 緯度・経度 北緯33度15分24.0秒
東経130度18分38.1秒
佐賀市指定天然記念物(1978年3月1日指定)
撮影年月日 2015年3月20日
注1)佐賀市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
佐賀県庁の北東約2km、市立循誘(じゅんゆう)小学校の東300mほどの市街地に牛嶋天満宮が鎮座する。
案内板によると、菅原道真の末裔で、山浦郷古野城巨勢庄牛嶋村の領主であった牛嶋教正公が仁平元年(1151)に創建したという。もとは蓮池町にあったが、鍋島勝茂公が佐嘉城(佐賀城)を築くにあたり、鬼門鎮護のため現在地に移したとされているようだ。
2015年3月現在、環境省巨樹データベースでは、境内のクスノキ5本が天然記念物指定を受けていることになっている。しかし、正しくは左図の1本のみ。(ほかに、拝殿近くの1本が「牛嶋天満宮のクスノキ」の名前で佐賀市から保存樹指定を受けている)
天然記念物の方は、神橋を渡った先。四脚門に向かって左手に立っている。
ご覧のように、とても変わった樹形だ。案内板にあるように、一度、根こそぎ倒れた後、枯れることなく、それまで枝だったものが幹と化して、現在の姿になったと思われる。
ところで、天然記念物の名前では「牛島神社」、保存樹の名前では「牛嶋天満宮」とされている神社名だが、どうやら「牛嶋天満宮」の方が公式名のようである。だから、本当は標題を「牛嶋天満宮のクスノキ」としたいところなのだが、それでは保存樹と紛らわしい。
やむを得ず、天然記念物指定名称をそのまま紹介させてもらった。 |
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