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名称 雲松寺跡のタラヨウ (うんしょうじあとのたらよう) 名称の典拠 京丹後市のウェブサイト(注1) 樹種 タラヨウ 樹高 10m(注2) 目通り幹囲 3.2m(注2) 推定樹齢 不明 所在地の地名 京都府京丹後市久美浜町小桑(注3) 〃 3次メッシュコード 5334−27−87 〃 緯度・経度 北緯35度34分17.1秒 東経134度58分18.8秒 京丹後市指定天然記念物(2008年7月8日指定) 撮影年月日 2016年4月5日 注2)上記ウェブサイトによる 注3)2004年4月1日、3郡にまたがる6つの町が合併して京丹後市誕生。旧行政区は熊野郡久美浜町 佐濃谷川(さのたにがわ)左岸、山裾に広がる小桑集落のほぼ中央に小桑公民館があり、その近くの広場に左図のタラヨウが立っている。 この広場に、かつて雲松寺というお寺があったらしい。端の方に安置されている石仏がその名残なのだろうか。 今は、簡単なベンチなどが置かれ、近隣の方々の憩いの場という印象。錆びついた鉄棒やブランコの支柱が、当地においても子供の数が減ったことを物語っているように思われる。 前日の風雨によるものか、樹下には落葉多数。 タラヨウの葉は、傷つけられると、その部分が黒変する性質がある。 試しに、車のキーの先で文字を書いてみたら、文字が黒く浮き出てきた。まるで火を使わないあぶり出しのようだ。 この性質がタラヨウの名前のもととなった。 ヤシ科に多羅樹(Borassus flabelliformis)という植物があって、その葉に経文などを書いたらしい。タラヨウ(多羅葉)の和名は、それに擬えたわけである。(「牧野新日本植物図鑑」による) |
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