|
|||||
名称 馬かくれ杉 (うまかくれすぎ) 名称の典拠 現地の案内板(注1) 樹種 スギ 樹高 35m(注2) 目通り幹囲 8.5m(注2) 推定樹齢 1000年(注3) 所在地の地名 群馬県沼田市上発知町 〃 3次メッシュコード 5539−00−95 〃 緯度・経度 北緯36度45分01.8秒 東経139度03分51.5秒 沼田市指定天然記念物(1976年3月30日指定) 撮影年月日 2006年10月28日 注1)沼田市教育委員会が設置(設置年月不詳)。なお、同じく沼田市教育委員会が1996年7月、「沼田の名木百選」に伴って設置した小型の案内板では「馬かくれスギ」とカタカナになっている 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による 注3)上記案内板による 沼田市街地から、直線距離にして北方約12km、迦葉山(かしょうざん、1322m)中腹に、曹洞宗の名刹竜華院弥勒寺がある。大天狗面でも有名なお寺だ。 玉原湖に至る県道266号(上発地材木町線)沿いの上北集落から始まる長い参道の終点近くに「馬かくれ杉」が立っている。 少し前までは、樹林を縫うこの山道を歩いて、弥勒寺に参詣した。 私も少し歩いてみた。一部を歩いたのみなので、知ったようなことを言うのは恥ずかしいが、気持ちのよい参道である。奥深い地にあって、これだけの参道の広さ、また沿道の様子などを見るに、人々の厚い信仰を得てきた禅刹であることがわかる。 今は自動車道路が切られ、参道の終点に、いきなり達することができる。アプローチの楽しみや達成感を得ることは無理だが、その代わり、足腰の弱い者でも気楽に訪れることができるようになった。 下図で、「馬かくれ杉」の後方に見える平地が駐車場である。逆に言えば、車から降りた途端、「馬かくれ杉」の上半分が目に入る。汗をかいて山道を登ってきた頃に比べれば、威厳も少し損なわれてしまった。 写真のように、大きな空洞が開いている。そこに天狗の面が置かれている。 「馬かくれ杉」の名から、馬も入れるほどの大空洞を有する大木、という意味なのだろうと思っていたが、さすがにそれは少々誇張が過ぎる。 弥勒寺ホームページの説明では、「この杉より内は三蔵秘密の霊地にて乗馬等を禁じ、馬が隠されても疑わずとして馬隠杉という」のだそうである。 |
|||||