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名称 卯月の宮のスギ (うづきのみやのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山梨県大月市七保町瀬戸(上和田)
〃 3次メッシュコード 5338−47−26
〃 緯度・経度 北緯35度41分34秒
東経138度57分31秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2004年8月25日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
松姫峠を経て、埼玉県大月市と東京都奥多摩町を結ぶ国道139号は、深山に分け入る趣きのある国道だ。上和田集落まで来ると、いっそうその感が深い。
集落北西端の高台に神社があり、石段を上りきったところに、大杉が立っている。その屹立する姿は、道路からもよく目立つ。
写真を撮った後、社名を確認しようと思うのだが、社名額などの手がかりがない。仕方がないので、近くの方に伺おうと思ったが、これも生憎、留守のお宅が多く、叶わなかった。
集落の反対側に、お店があったことを思い出して、そこで伺うことにした。
応対して下さったご主人(婦人)は、たいへん親切な方だったが、残念ながら社名をご存じなかった。たまたま客として来ていらした、もう一人のご婦人と一緒に思い出そうとして下さったのだけれども。
そもそも、ここでは社名で呼ぶことがあまりないそうなのである。上和田の二つの神社は、「卯月の宮」「相馬の宮」と呼び分けられているらしい。大杉の神社は「卯月の宮」だそうである。
後日、資料を調べてみたら、どうやら「卯月の宮」は一宮神社、「相馬の宮」は御嶽神社であるらしいことがわかったが、二人のご婦人の好印象が心に残ったので、私は標記の名で呼ぶことにした。
※)いつも貴重な情報をお寄せくださる東京杉並区のSさんから、このスギが伐採されてしまった旨、お知らせいただいた。添付してくださった切株の写真を見ると、幹は根元までしっかりしていたようで、まだまだ大きくなりそうだったのに。残念なことである。(2013/4/3追記) |
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