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名称 月瀬の大杉 (つきぜのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 13.8m(注3)
推定樹齢 伝承1800年(注2)
所在地の地名 長野県下伊那郡根羽村月瀬
〃 3次メッシュコード 5237−74−05
〃 緯度・経度 北緯35度15分28.0秒
東経137度34分00.7秒
国指定天然記念物(1944年11月13日指定)
撮影年月日 2002年5月25日(左写真)
2008年1月14日
2011年12月25日
注1)1996年11月に根羽村が設置
注2)八十二文化財団hp「長野県の文化財」による
注3)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。
根羽村(ねばむら)を知っている人は少ないだろう。中央自動車道の飯田インターから名古屋に向けて国道153号(昔の三州街道)を約40km。標高1000mを超える峠を2つも越えたところだ。
大杉の立っているところは、愛知県境まであと1km、長野県内では、まさしく最果ての地。
余談だが、最果ての村、根羽村では、その名前と、「ピーターパン」に出てくるネバーランド(Never-never Land)をかけて村おこしをはかっているようだ。
大杉は、長野県内では、すべての樹種を含め、No.1の巨樹。スギでは全国第6位にランクされる(注4)。
早朝の4時過ぎに家を出発、8時前に大杉に会えた。写真の太陽は朝の太陽である。コンビニで買った握り飯を食べながら、かれこれ1時間近くもそばにいただろうか。離れがたい情が湧いた。
案内板には、次のような記述があった。
弘化元年(1844)、江戸城本丸が焼失、その復興用材として白羽の矢が立った。しかし月瀬神社の御神木でもあったこの大杉を、住民全員が結束して守ったということである。
当時の農民の心意気に喝采。
注4)1991年の環境庁調査による。渡辺典博著「巨樹・巨木」も同じ。高橋弘著「日本の巨樹・巨木」では第5位 |
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