ページタイトル:通津のイヌマキ 当サイトのシンボル

画像:通津のイヌマキ(幹と並ぶ)


画像:通津のイヌマキ(全景)
名称 通津のイヌマキ (つづのいぬまき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 イヌマキ
樹高 16m(注2)
目通り幹囲 4.1m(注2)
推定樹齢 390年(注3)
所在地の地名 山口県岩国市通津
 〃 3次メッシュコード 5132−01−85
 〃 緯度・経度 北緯34度04分33.3秒
           東経132度11分47.5秒
山口県指定天然記念物(1979年12月4日指定)
撮影年月日 2017年3月29日

注1)天然記念物指定名称は「通津のイヌマキ巨樹」
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)1980年11月に山口県教育委員会と岩国市教育委員会が連名で設置した案内板には350年とあった。訪問時は設置から37年を経ていたので…





 国道188号から分岐して、JR通津駅の北で踏切を渡り、通津中学校、通津小学校の西を通った後は、通津川に沿って西進する県道がある。山口県道115号(通津周東線)だ。
 県道が通津川の堤防上に出てから約600m。右手にこのイヌマキの姿が見えてくる。
 イヌマキが立つのは大歳神社の境内。しかし、境内は狭く、社殿も大きくはない。神社を探すよりも、イヌマキ自体を見つける方が手っ取り早い。周囲をレンコン畑等の農地に囲まれ、視界を遮るものがないので、県道上からイヌマキはよく見える。(脇見運転注意)
 「少し大きめの画像」をご覧になっていただくとよく分かるのだが、幹に沿ってノウゼンカズラの太い蔓が何本も這い上がっている。
 老婆心ながら申し添えると、ノウゼンカズラは、夏にオレンジ色の大きな花をたくさんつける。花の形は先の広がった筒形で、英語では「Chinese trumpet flower」と呼ばれることもあるようだ。
 ノウゼンカヅラは落葉樹なので、訪ねた3月には葉がない。左図では、蔓も大部分がイヌマキの幹の後ろに隠れている。この時期、この角度からだと、ノウゼンカヅラの存在は霞んでいるが、花期には一転して、遠くからもよく目立つことだろう。
 イヌマキ自体もなかなかのもの。樹姿も美しく、幹囲も上記データより大きいのではなかろうか。
 イヌマキ名木の1本と称して差し支えないように思われる。
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