ページタイトル:堤の大コブシ ロゴ:人里の巨木たち

画像:堤の大コブシ 名称 堤の大コブシ (つつみのおおこぶし)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 コブシ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 4.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県長野市豊野町豊野(堤)(注2)
 〃 3次メッシュコード 5538−02−61
 〃 緯度・経度 北緯36度43分37.1秒
           東経138度15分44.9秒
長野市指定天然記念物(2005年1月1日指定)
撮影年月日 2016年4月15日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年1月1日、長野市に合併。旧行政区は上水内郡豊野町





 JR飯山線豊野駅の北に位置する高原。泉平(いずみだいら)から上神代(かみかじろ)を経て白坂峠に至る道の南に、左図のコブシが立っている。
 コブシが立つのは、道から100mほど離れた谷の下だが、樹冠部が道路からよく見える。花の季節ならまず見落とすことはないと思う。
 コブシの下は小湿地。コブシは小湿地背後の急斜面下部に立っている。このような地形が「堤」を連想させたのだろうか。
 谷底にあって、あまり絵になりそうな立地環境ではないが、そのおかげで強風を免れてきたとも言えそうだ。
 全国の多くの大コブシが老残の姿となっているなかで、樹勢が良く、若々しい大コブシである。
 国内有数のコブシ名木と称して差し支えないのではなかろうか。
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