ページタイトル:つつじ山のアカシデ ロゴ:人里の巨木たち

画像:つつじ山のアカシデ

画像:つつじ山のアカシデ(遠景)

画像:つつじ山のアカシデ_2
名称 つつじ山のアカシデ (つつじやまのあかしで)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカシデ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 4.0m(注2)
推定樹齢 350年(注3)
所在地の地名 長野県長野市豊野町川谷(日影)
 〃 3次メッシュコード 5538−02−71
 〃 緯度・経度 北緯36度44分01.8秒
           東経138度16分05.3秒
長野県指定天然記念物(2003年9月16日指定)
撮影年月日 2015年10月8日

注1)天然記念物指定後に長野県教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による





 つつじ山は鳥居川(とりいがわ)右岸。
 上記とは別の、「つつじ山」と題した案内板によれば、応仁年間(1467〜69)、足利氏の家臣三井縫之進常辰(みついぬいのしんつねたつ)が当地に移り住み、日影の村落を開いたと伝えられているらしい。その頃から全山にヤマツツジが繁茂していたというから、観光目当てに造成された近年のものとは違い、相当年季が入ったつつじ山である。明治18年(1885)には「躑躅山(つつじやま)開発同盟」が組織され、絵図を発行することなどもしたようだ。
 日影集落から「しなの鉄道北しなの線」(旧JR信越本線)の踏切を越えたところに富士社が鎮座する。
かつては三井氏の私社だったようだが、天和2年(1682)に日影村の氏神となったという。
 その富士社の境内、向かって右後方の山中にアカシデ巨木が見え、社殿の近くからつつじ山散策路の一つが続いている。
 イヌシデ、クマシデなど、「シデ」のつく樹木は他にもあるが、これらは果穂の姿を、注連縄に付ける紙垂(しで)に見立てたもの。新芽が紅色をしていることからアカシデの名になったとのこと。(牧野新日本植物図鑑」を参考)
画像:つつじ山のアカシデ(果穂) 画像:紙垂(しで)
 地元の伝承では、天文22年(1552)、最初の川中島合戦の際、上杉謙信が富士社に戦勝を祈願し、アカシデを植えたとされているらしい。(案内板による)
 戦勝祈願にアカシデを、しかも神社からこんなに離れた場所に植えるとも思えないが、地元の方々のアカシデに対する思いが伝わってくるような伝承であるように思う。
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