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画像:御神木大楢


画像:御神木大楢_2
 根元に空洞あり
名称 御神木大楢 (ごしんぼくおおなら)
名称の典拠 現地の標柱
樹種 コナラ(注1)
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 岐阜県飛騨市神岡町山田(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5437−32−50
 
〃 緯度・経度 北緯36度17分46秒
           東経137度15分09秒
岐阜県指定天然記念物(1961年3月6日指定)(注4)
撮影年月日 2005年11月3日

注1)「オオナラ」はミズナラを指すのが通例で、旧環境庁の調査結果もミズナラとされているが、落葉を3枚拾って葉柄の長さを測ったら、それぞれ1.9cm、1.8cm、1.3cmあった。よってコナラとしたが、樹種鑑定についてはあまり自信なし
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2004年2月1日、吉城郡内4町村が合併して飛騨市誕生。旧行政区は吉城郡神岡町
注4)「津島神社社叢」として境内の樹木を一括指定





 山田集落の中央付近、県道75号(神岡河合線)に東面して、津島神社が鎮座している。
 立地条件から予想されるように、前面には、整備された広い平坦部を備えている。ここでは神事のみならず、時の流れの中で、人々の暮らしと関わるさまざまな事々が行われてきたのだろう。
 そして、その空間を、いわゆる「鎮守の森」が取り囲んでいる。「天の森」と通称されているということだが、名の由来については知らない。
 最近植えられた若いスギたちに混じり、ナラ、トチなどの広葉樹の巨木が見られる。
 当地の原生林の面影をみることができるこれらの木々が、天然記念物指定の動機になったと思われる。
 なかではやはり、この「大楢」が印象に残る。
 旧環境庁データほどの太さはないようだが、社殿背後の高台からこちらを見下ろす姿には、「天の森」の長老然とした風格が感じられた。

※数年前、強風に煽られて倒木。幸い建物の被害はなかったようだが、全国有数のコナラ巨木であっただけに残念。倒れてしまった後も、人々の愛着断ちがたく、新たに設置された石碑の傍に、幹の一部が展示されているそうである。以上、しばしば貴重な情報をお寄せ下さる愛知県知多郡在住のMさんから、写真を添えて教えていただいた(感謝)。(2018.04.19追記)
 
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