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名称 楪神社のケヤキ (つるじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 大分県玖珠郡九重町野上
〃 3次メッシュコード 4931−61−66
〃 緯度・経度 北緯33度13分26.7秒
東経131度12分16.4秒
九重町選定天然記念物(1981年10月14日選定)
撮影年月日 2010年3月24日
注1)九重町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
国道210号から九酔渓に向かう県道40号(飯田高原中村線)に入ってすぐ、左手に急な石段が見える。これが楪神社の参道である。
「楪」はユズリハだと思っていた私には、「つる」と読むのが不思議だった。帰宅後、漢和辞典を調べてみたら、ほかに窓とか札の意味もあることが分かったが、「つる」とは結びつきそうにない。いまだ疑問は解けない。(ほかにも同様な人がいるのか、大正10年(1921)建立の石鳥居には「鶴神社」の額が掲げられている)
大ケヤキは石段の最上部。下方に少し身を乗り出すようにして立っている。
斜面にしっかり根を張り、立ち上がって間もなく複数の大枝を大きく広げている。葉のない季節ゆえ想像するのみだが、樹冠は大きく立派だと思われる。
樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなることだろう。
このケヤキは、町の天然記念物である。細かい話で恐縮だが、九重町には町が「指定」した天然記念物と「選定」した天然記念物があるようなのだ。まさか、教育委員会が選んだが、議会は指定しなかった、というわけでもあるまい。詳細な事情は不明だが、町の文化財リストには「指定」と「選定」どちらも掲載されているので、両者を同様に扱った。 |
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