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名称 八幡宮の大いちょう (はちまんぐうのおおいちょう) 名称の典拠 「神奈川県の文化財」(注1) 樹種 イチョウ 樹高 20m(注2) 目通り幹囲 6.7m(注2) 推定樹齢 伝承1000年(注2) 所在地の地名 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目 〃 3次メッシュコード 5239−74−84 〃 緯度・経度 北緯35度19分32.8秒 東経139度33分22.0秒 神奈川県指定天然記念物(1955年8月30日指定) 撮影年月日 2002年9月14日 注1)神奈川県教育委員会生涯学習文化財課作成のホームページ 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による 鶴岡八幡宮(つるがおかはちまんぐう)境内、石段の脇に立っている。 承久元年(1219)1月27日夜、鎌倉3代将軍源実朝が、八幡宮別当であった甥の公暁(くぎょう)に襲われ、斬り殺された。今日風に満年齢で数えれば、実朝26歳、公暁18〜19歳。頼朝に始まる源家の将軍職が、わずか3代、27年弱で終わってしまったのである。 伝承によれば、襲撃の前に公暁が隠れていたのがこの木だとされている。ために「公暁の隠れイチョウ」の名もあるようだ。 伝えられる樹齢は、この伝承を考慮したと思われるが、その当時、まだ日本にはイチョウが渡来していなかった、という説が有力なようだ。木のサイズから見ても、それほど年老いた木には見えない。公暁伝承はいつ頃から人口に膾炙するようになったのか、興味深いことである。 追記:2010年3月10日午前4時過ぎ、折からの強風にあおられ、根元から倒壊してしまった。(参詣者のいない時間だったのは、不幸中の幸いだった) |
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