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名称 津久野のアコウ (つくののあこう)
名称の典拠 なし
樹種 アコウ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 和歌山県日高郡日高町津久野
〃 3次メッシュコード 5035−70−06
〃 緯度・経度 北緯33度55分24.2秒
東経135度04分45.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年04分46秒
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
津久野は、海岸に面した小さな集落である。集落へは細い道が1本しかなく、集落内に駐車スペースを探すのも難しい。
その海岸近く、防潮堤の外側に、このアコウが立っている。防潮堤は、最近になって築かれたもののようだ。
その際、アコウが邪魔になったことだろうが、伐採することをせず、防潮堤の一部をそこだけ後ろに引っ込めて、アコウが立つ場所を確保してやった。
私見だが、実用一本槍でなく、一見無駄のように見える、このような余裕のある心の動きを、「文化」というのではあるまいか。
こんな場面に出会うと、日本が文化国家になったように思えて、気持ちが良いものである。 |
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