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名称 筑波山神社の大杉 (つくばさんじんじゃのおおすぎ) 名称の典拠 なし 樹種 スギ 樹高 37m(注1) 目通り幹囲 9.8m(注1) 推定樹齢 約700年(注1) 所在地の地名 茨城県つくば市筑波 〃 3次メッシュコード 5440−20−58 〃 緯度・経度 北緯36度12分47.4秒 東経140度06分05.2秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2008年5月17日 筑波山神社の御神体は山そのもの、祭神は筑波男大神(=伊弉諾尊、男体山871mに祀っている)と、筑波女大神(=伊弉冊尊、女体山877mに祀っている)。両尊は、国産みの神として、よく知られている。 筑波山は、関東平野に聳える双耳峰である。広大な地平線に忽然と現れた垂直志向に、古代人は神の徴しを見たのだろうと思う。ずいぶん昔より畏敬の対象であったことが想像される。 境内が広く、山上には社地が370ヘクタールもある。訪れる人も多く、ケーブルカーやロープウェイで登山することも出来る。 が、この大杉に会うには、登山の必要はない。麓の境内、随神門の脇の広場に立っている。 根張りの立派な大杉である。幹の太さも十分。堂々たる貫禄を示している。ただし、頂部の緑は少なくなってきたが。 訪れたのは土曜日。広場では、筑波山ガマ口上保存会のメンバーが、「蝦蟇の油」売りの口上を披露していた。数人が交代で、それぞれの個性やアドリブを交えながら演じているようだ。 口上は結構長い。20分以上も聞き惚れてしまっただろうか。 私たち夫婦のほかにも、観光客が十数人。拍手あり、笑いあり。楽しい時を過ごすことが出来た。 そして、そのあとは散り散りばらばら。大杉に興味を示した人は、誰もいなかった。 |
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