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名称 月夜見宮のクスノキ
(つきよみのみやのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 7.8m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県伊勢市宮後1丁目
〃 3次メッシュコード 5136−55−86
〃 緯度・経度 北緯34度29分34秒
東経136度42分22秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2009年6月12日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
通称を外宮(げくう)と呼ぶ豊受大神宮の別宮の一つが月夜見宮である。豊受大神宮北御門のほぼ北にあたる方向に、500mほど離れて鎮座している。
祭神は月夜見尊(つきよみのみこと=月読尊)。内宮の祭神天照大御神(あまてらすおおみかみ)の弟神だ。記紀神話では、2神の父母にあたる伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)神が、天照大御神には昼の世界を、月夜見命には夜の世界を治める役目を与えたことになっている。
外宮北御門と月夜見宮を一直線に結ぶ道は、「神路通り」と呼ばれ、神が通う道とされている。
もちろん人が通ることもあるのだが、沿線の人々は、この道を美しく保つことに心を配ったようであるし、通行する際には、神様に敬意を表し、決して道の中央を歩くことはしなかったそうだ。
境内に入ると、まもなく写真のクスノキが迎えてくれる。
旧環境庁データほど太くないようにも思うが、見渡す限りでは、この木より大きな木はない。これがデータにあるクスノキなのだろう。
地上5mほどで主幹を失い、その上にあったであろう大きな樹冠を失っている。最盛期はもう過ぎてしまったようだ。
しかし樹勢そのものは、まだ悪くない。いまだ広場の主の貫禄十分である。 |
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