ページタイトル:森林キャンプ場のトチノキ 当サイトのシンボルマーク

画像:森林キャンプ場のトチノキ 名称 森林キャンプ場のトチノキ
    (しんりんきゃんぷじょうのとちのき)
名称の典拠 なし
樹種 トチノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 岐阜県中津川市付知町字島畑(注2)
 〃 3次メッシュコード 5337−43−34
 〃 緯度・経度 北緯35度42分08.3秒
           東経137度25分28.8秒
中津川市指定天然記念物(1981年4月18日、「トチノキおよび寄生シダ類」の名称で、トチノキに着生するシダも含めて一括指定)
撮影年月日 2021年11月17日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2005年2月13日中津川市に合併。旧行政区は恵那郡付知町





 11月半ばの朝7時頃、付知峡(つけちきょう)の森林キャンプ場入口に立つトチノキを訪ねた。
 この時間、日は既に昇り、山の端を明るく照らしているのだが、谷底のキャンプ場まではまだ降りてこない。影を作らない冷たい光がトチノキを包む。周囲では時間がゆっくり流れている感じ。夜から朝に移る準備の時間、いわば「凪(なぎ)」の時間帯である。
 仕事の準備に忙しい朝を迎えておられる方々には申し訳ないが、リタイア組の特権とも言えそうな、こういう雰囲気は嫌いではない。
 屋外キャンプの季節も過ぎつつあり、キャンプ場に人の姿は見えない。静かだ。(水曜の朝なれば当然か)
 実は、このトチノキは、環境省データの「健全度」が「枯死寸前」となっている。もう会えないのでないかと心配しつつ訪ねたのだが、どうやらデータは間違いだったようだ。まだまだ元気そうである。支柱の助けも必要としていない。
 標題の森林キャンプ場は、付知町森林組合が管理する有料施設である(近くには他にもキャンプ場があるので、お間違いなく)。ただし、トチノキは道路の近くに立つので、施設内に車を乗り入れることがなければ自由に見学出来るものと思われる。
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