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名称 津田八幡神社のクスノキ (つだはちまんじんじゃのくすのき) 名称の典拠 なし 樹種 クスノキ 樹高 20m(注1) 目通り幹囲 9.9m(注1) 推定樹齢 800年(注2) 所在地の地名 徳島県徳島市津田西町1丁目 〃 3次メッシュコード 5134−04−56 〃 緯度・経度 北緯34度03分06.7秒 東経134度34分34.1秒 天然記念物指定 なし 撮影年月日 2010年7月29日 注2)徳島県公式WEBサイト中のページ「阿波のごっつい木」による 徳島港を見下ろす津田山(標高77.7m)の北東麓に津田八幡神社が鎮座している。 神社に近づくと、この2幹に分かれた大クスが、まず目に入る。津田八幡を訪れた人で、このクスノキに気づかない人はいないだろう。 上記の幹囲は、2幹合わせての数値である。したがって、感激するほどの太さとはいえないが、目下、いずれも樹勢がよく、2本で協力して支える樹冠の大きさは、なかなかのものだ。 クスノキの傍の白い祠は楠木大明神。一名を「お六大明神」ともいい、六右衛門という名のタヌキを祀っているらしい。(六右衛門タヌキは、このクスノキの洞に住んでいたことになっているのだろうか?) 案内板に詳しい説明がないが、六右衛門は、2派に分かれて戦った阿波狸合戦伝説の、一方の領袖であった。 相手方は現小松島市日開野に住んでいた金長(きんちょう)。伝説の詳細は省略するが、双方600匹ずつの大軍勢で戦い、最後は、六右衛門も金長も死んでしまう。 伝説では、実は六右衛門は悪役。金長の方がはるかに評判が高い。(小松島市には、なんと金長狸を祀った立派な神社もある) 「お六大明神」の案内板に詳細な記述がないのも、それ故なのかも知れない。 |
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