ページタイトル:土室白山神社のケヤキ 当サイトのシンボルマーク

画像:土室白山神社のケヤキ 名称 土室白山神社のケヤキ
    (つちむろはくさんじんじゃのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 12m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 石川県能美郡川北町土室
 〃 3次メッシュコード 5436−54−64
 〃 緯度・経度 北緯36度28分22.3秒
           東経136度33分32.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年9月21日

注1)石川県巨樹の会「石川の巨樹・巨木林」(2007年調査)による
注2)上記「石川の巨樹・巨木林」では493cmとあったが、実測したところ、505cmになっていた





 霊峰白山(はくさん、2702m)の西斜面に降る雨を集めた手取川(てどりがわ)は、白山比刀iしらやまひめ)神社の鎮座する鶴来(つるぎ)で谷を抜けると、海まで続く大きな扇状地を作る。
 川北町はその扇状地部分、手取川右岸。一面に広がる水田内に小さな集落がいくつも散らばっている。
 その一つが草深で、土室白山神社が鎮座する集落だ。
 鳥居の先、右手に左図の大ケヤキが立つ。
 自動車の時代になる前は、境内の外縁に沿って細い道があったらしい。道の外には民家。時代の要請で道路拡幅が余儀なくされた際、境内が少し削られたようだ。今はケヤキが道路に飛び出すように立っている。
 決して幅員の大きい道路ではない。それに、そもそもケヤキ自体が民家といくらも離れていない。このような場合、ケヤキは伐採されてしまう例が殆どである。
 しかし、当地では、ここだけ道路幅を削ることでケヤキは残された。
 アスファルト舗装がケヤキの頂部が失われたことと関連しているのかも知れないが、贅沢は言えない。伐採が選ばれなかっただけでも幸いである。
 規模が小さくなったことで、ケヤキも案外長生きできるかも知れない。
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