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名称 豊牧のクリ (とよまきのくり)
名称の典拠 「山形県最上の巨樹・巨木」(注1)
樹種 クリ
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 山形県最上郡大蔵村南山豊牧
〃 3次メッシュコード 5740−71−47
〃 緯度・経度 北緯38度37分12.4秒
東経140度12分35.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年8月9日
注1)坂本俊亮著(2002年9月に東北出版企画から刊行)
注2)環境省が2000年に実施したフォローアップ調査による
豊牧集落の中心部を通り、南西の方に登ってゆくと100m四方に少し欠けるくらいの用水池がある。五郎八沼(いろはぬま? or ごろはちぬま?)という名らしい。
そのほとりに1本の巨木が立っている。それがこのクリである。
五郎八沼の護岸は、遠からぬ過去に改修されたもののようだ。一般的に、木の根は改修工事には邪魔者である。工事の際に樹木は伐採されるのが普通だ。クリが残されたのは、この木への強い思いがあったためであろう。
集落内には、ところどころに「豊牧のクリ」への道案内の道標が設置されている。これについても、同様の思い入れがあったと思われる。
しかし、現在のクリの状態は、その思いが薄れてしまったかのようだ。
クリには木蔦の類がたくさん巻き付き、これではクリを保護したのか蔓を保護したのかわからない。この状態がクリの健康に与える影響はどうなのだろう。せめてこれらを除去してやることはできないのだろうか。
クリの所有権がどこにあるのか承知せぬ門外漢が勝手なことを言っているだけなのかも知れないが、これだけのクリが全国にそうたくさんは無いだけに、少々残念なことである。 |
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