ページタイトル:豊前の柏 当サイトのシンボルマーク

画像:豊前の柏 名称 豊前の柏 (とよまえのかしわ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カシワ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 3.3m(注2) 分岐部分の直下で測定
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 青森県上北郡東北町五十嵐
 〃 3次メッシュコード 6141−22−21
 〃 緯度・経度 北緯40度51分35.8秒
           東経141度16分06.1秒
東北町指定天然記念物(1995年3月31日指定)
撮影年月日 2022年7月25日

注1)2005年3月31日に東北町教育委員会が設置
注2)上記案内板による





 東北町と六ヶ所村の境界線に沿って県道25号(東北横浜線)が走る。県道の西が東北町、東は六ヶ所村だ。
 その県道のすぐ西側、つまり東北町側に左図のカシワが立つ。町の天然記念物に指定されている。
 周囲は牧草地と林。
 かつては一面の森林だったと思われるが、県道近くは早くから開発されたのだろう。ほぼ牧草地または耕作地である。
 カシワは県道のすぐ横にありながら、開発の際に伐らずに残された。案内板によると、豊前蒼前神社(とよまえそうぜんじんじゃ)の神木として敬(うやま)われたからだという。北に50mほどのところに見える小さな祠が豊前蒼前神社なのだろうか。
 蒼前様は馬の守護神である。大切な農耕馬を守ってくれる神様として信仰されていたのだろう。(周囲の牧草地は馬でなく牛のためのもので、県道沿いの大きな畜舎の横に「小川原湖牛」と書かれた幟(のぼり)が立っていた)
 北海道ならいざ知らず、本州で幹囲3mを超えるカシワはそう多くない。しかも、こんなに大きな樹冠を持つカシワとなると、さらに数が限られる。
 カシワ好きの方は一見の価値ありと思う。(そんな人がいるのかどうか知らないが)
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