|
|
|
名称 八幡宮のクスノキ (はちまんぐうのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛知県豊川市八幡町本郷
〃 3次メッシュコード 5237−22−07
〃 緯度・経度 北緯34度50分15秒
東経137度20分24秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年2月3日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
豊川市八幡町(やわたちょう)には、その昔、三河国分寺があった。寺の規模は判然としないが、およそ200m四方の土塁を廻らした大寺だったようだ。金堂や塔があった形跡も見られ、一帯は国指定史跡とされている。
そこから道を挟んで反対側に、八幡宮が鎮座している。白鳳年間(650〜85)に宇佐八幡宮より勧請したと伝え、国分寺鎮護の神社だったとされているようだ。国主が在住していた頃は祭典を司っていたともいう。(平凡社「愛知県の地名」より)
境内は細長く、表参道の入口は南に開いている。
二の鳥居の先、石橋の手前で右手を見ると、このクスノキの姿が見える。
主幹はとうに失われ、根元付近から細い枝が数本、くねりながら伸びている。中心部は朽ちて空洞となり、外に向かって口が開いている。
背も低くなって、周囲を睥睨する勢いも失ってしまった。
でも、これまでになるには、かなりの年月がかかった筈だ。疎かには出来まい。
幹に巻かれた注連縄が、クスノキに対する敬意を示していた。 |
|