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名称 老三樹 (ろうさんじゅ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ハリギリ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 5.6m(注2)
推定樹齢 280年(注2)
所在地の地名 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺町
〃 3次メッシュコード 6340−76−77
〃 緯度・経度 北緯42度38分51.1秒
東経140度50分05.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月15日
注1)北海道の「記念保護樹木」に選ばれたことを示す案内板。北海道が設置(設置年月不詳)
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による(これは老三樹全体ではなく、ハリギリのみの数値)
標記の「老三樹」は立派な3本の木という意味で、このハリギリのみを指しているわけではないが、老三樹の代表格という意味で、そのように呼ぶことにした。
老三樹は、洞爺湖の最も北部に当たる岸辺近く、洞爺湖芸術館から東に道一つ挟んだミニ公園内。
ハリギリ、ヤマグワ、エゾヤマザクラの3種類の樹木が根を絡ませ、まるで一株から発生したかのような姿で立っている。
これを、一人一人の考えは様々でも、共通の課題に対しては一体となって立ち向かう姿に見立てたのだろうか。『明治20年(1887)にこの地の開拓にあたった三橋政之氏がこの木を見つけ、樹下において移住者に相互扶助、開拓精神を説いた』と語りつがれてきたようだ。(上記案内板より)
三橋政之は旧丸亀藩士だったらしい。彼をはじめ、ここを開拓した人々は、四国とはまるで違う寒冷の地に、戸惑うことも多かったのだろう。
ハリギリは、図体が一番大きいのだが、樹齢は一番少なく見積もられている。
3本のうち、当初のサクラは昭和53年(1978)に枯死。今のサクラは二代目だそうである。 |
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