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名称 東照寺の桜 (とうしょうじのさくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 9m(注2)
目通り幹囲 5.3m(注2)
推定樹齢 350〜400年
所在地の地名 長野県須坂市米子
〃 3次メッシュコード 5438−72−48
〃 緯度・経度 北緯36度37分14.2秒
東経138度20分57.7秒
須坂市指定天然記念物(2011年3月31日指定)
撮影年月日 2013年4月23日
注1)2011年12月に須坂市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板より
県道349号(米子須坂線)で米子川右岸を上流にたどると、浄土真宗本願寺派西耀山東照寺の前に出る。
案内板によれば、井上善明により、弘安2年(1279)、下野国(栃木県)に於いて開基。その後、上杉謙信に招かれて越後頚城(新潟県上越市?)に移転。さらに相之島(須坂市)を経て、現在地への移転は元禄15年(1702)。安政5年(1858)建立の現本堂は総ケヤキ造り。竜と瑞雲の彫刻がある欄間は、その彫刻の精緻なことから須坂市指定文化財。
標記のサクラは、参道に向かって左手。墓地に立っている。県道のすぐ脇。
環境省巨樹データベースから漏れているが、なかなかの大桜である。樹形もなかなか。老樹ゆえ、背丈が低いのは致し方ない。
たまたま境内でお会いした(檀家の?)方によれば、かつては、参道右側に、もっと大きい桜があったそうである。花色ももっと濃かったとか。失われてしまったことを、とても残念に思っておられる様子だった。
門前から西を見ると、水田の遙か向こうに、北アルプスの白い峰々が見える。
東照寺が米子に移転するにあたり、この地が選ばれたのは、この風景があったからでないかと思われた。 |
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