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名称 当ノ熊のエノキ (とうのくまのえのき)
名称の典拠 なし (私が勝手に命名)
樹種 エノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 8.1m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 石川県羽咋郡宝達志水町新宮当ノ熊(注2)
〃 3次メッシュコード 5536−16−96
〃 緯度・経度 北緯36度49分50.9秒
東経136度49分51.4秒
天然記念物指定等 なし
撮影年月日 2003年10月11日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注2)2005年3月1日、羽咋郡内の2町が合併して宝達志水町発足。旧行政区は志雄町
大字新宮から大字原に至る山間の狭い道から少し離れたところに当ノ熊の集落がある。標識を確認して進んだのだが、途中から少々不安にさせられるような道だった。
1991年刊行の「日本の巨樹・巨木林」で石川県第一とされる大エノキは個人のお屋敷にあり、道路に覆い被さるように立っている。
所有者の了解を得て、根元に立った。2本の株立ちで、目通りは旧環境庁のデータほどはなさそうだが、堂々たる巨樹である。上の方まであまり枝分かれしていないのは、回りの木々との生存競争の結果だろうか。
4年ほど前の台風で大枝が折れ、格好が悪くなってしまったとのこと。幸い、家屋とは反対側に倒れてくれたそうである。
「こんなものが、そんなに大した木なのかねえ」とおっしゃる所有者はじめ、近所の方も、私のような者に対して何かと親切にして下さる。ここは心の優しい人たちの住む集落なのだ。
集落にはネコが多い。みな毛並みが綺麗なところを見れば、心安らかに過ごしているのだろう。そのことを指摘すると、「住民の人口よりネコの方が何倍も多い」と笑っておられた。 |
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