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名称 市立図書館のカヤノキ
(しりつとしょかんのかやのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カヤ
樹高 17m(注2)
目通り幹囲 11.4m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 山形県新庄市小田島町
〃 3次メッシュコード 5840−12−14
〃 緯度・経度 北緯38度45分55.5秒
東経140度17分55.4秒
新庄市指定天然記念物(1988年7月25日指定)
撮影年月日 2008年8月9日
注1)1995年12月8日に新庄市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
新庄市立図書館の裏手に、市天然記念物のカヤがある。木の傍に立つことはできないが、すぐ隣の郵便局の裏手にある駐車場から、姿を見ることができる。
図書館の場所は、最上公園の東約500m。市街中心部である。最上公園は新庄城址を公園にしたもの。ここは、お城の膝元であった。図書館近くには大手町の地名も見られる。
案内板によれば、図書館の付近には武家屋敷があったらしい。このカヤは、チャボガヤという種類のカヤで、屋敷内の庭園の木として植えられたと考えられている。
カヤは根元から7本に分かれている。幹囲データは旧環境庁調査要項に従って個々の幹囲を合算したもの。見た感じとは一致しない。幹と幹の間が大きく離れていて、全体で1本の木だといわれても、印象は少々統一感に欠ける。
しかし、その幹を上から逆に辿ると、地中の一点に収束しそうだ。確かに根は一つだと思われる。
これは、チャボガヤでよく見られる樹形なのである。
普通、チャボガヤは背が高くならず、これほどの大木になることは珍しい。
庭木として植えたお武家さんも、こんなに大きくなって、少々困惑していたのかも知れない。 |
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