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河童淵 |
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名称 常堅寺のケヤキ (じょうけんじのけやき)
名称の典拠 なし
樹種 ケヤキ
樹高 24m(注1)
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 岩手県遠野市土淵町土淵(大杉)
〃 3次メッシュコード 5941−04−25
〃 緯度・経度 北緯39度21分18.0秒
東経141度34分14.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年8月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
土淵(つちぶち)小学校の南東500mほどのところに、カッパ伝説と結びついた遠野観光名所の一つ、曹洞宗蓮峰山常堅寺がある。多くの人が訪れるらしく、国道340号(※)沿いには、観光客用の大駐車場(無料)があり、案内表示も出ている。
有名な「河童淵(かっぱぶち)」は、寺の西を流れる小川の一部。カッパの好物であるキュウリを餌に、カッパ釣りの竹竿が置かれているが、これは御愛嬌。実際は、「淵」と言っても、子供でも立てるほどの水深しかない。
このカッパは、悪さばかりしているわけでないようだ。時に善行も為すらしい。
昔、常堅寺が火災に見舞われた際、カッパが消火を手伝ったのだとか。感激した住職は、カッパの姿を狛犬にして安置したという。(カッパ狛犬の頭部は皿状に凹んでいて、水が溜まるようになっている)
さて、ケヤキだが、伽藍からは少し離れ、墓地の北端に立っている。周囲に視界を遮るものがないため、少し離れた所からもよく見える。
多くの枝が剪定されたため、樹冠は痩せて細長いが、現時点では樹勢に問題はなさそうだ。
実測したわけではないが、幹囲も上記データより大きいように思われた。
※その後、2013年12月25日に土淵バイパスが全線開通。この道は国道ではなくなった。(2017.09.09追記) |
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