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名称 刀那神社の大杉 (となじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 「福井県文化財一覧」(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 5.9m(注2)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 福井県鯖江市上戸口町字宮ノ脇
〃 3次メッシュコード 5336−72−60
〃 緯度・経度 北緯35度58分14.6秒
東経136度15分04.7秒
鯖江市指定天然記念物(1975年8月25日指定)
撮影年月日 2007年5月27日
注1)福井県教育庁作成(PDFファイルを閲覧及びダウンロード可能)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
上戸口は県道25号(福井今立線)戸口トンネル南の集落。その西端に刀那神社が鎮座している。
本殿の右手斜め後方(向かって左)、社地のはずれに立つ大杉がこれ。こういう言い方は失礼かも知れないが、上等な材木になりそうな大杉である。県道からも姿がよく見える。
平凡社「福井県の地名」によれば、刀那神社の祭神は建御雷男命(たけみかづちのおのみこと。鹿島神宮の祭神と同一)と伊弉冊尊(いざなみのみこと)の2柱。珍しい取り合わせだ。もとは刀那坂にあったが、延元年中(1336〜40)に平泉寺(へいせんじ。跡地は勝山市にあり)の宗徒が三峰城に籠もった際、その兵火で焼失したという。
戸口(とのくち)の地名も、刀那口(となくち)から転じたとも言われているらしい。かなりの大社だったのだろう。
現在地への移転は天正年間(1573〜92)のことという。
推定樹齢が正しければ、大杉が芽生える以前のことである。 |
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