ページタイトル:富川のカツラ ロゴ:人里の巨木たち

画像:富川のカツラ 名称 富川のカツラ (とみかわのかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長崎県諫早市富川町(とみがわまち)
 〃 3次メッシュコード 4930−30−13
 〃 緯度・経度 北緯32度55分50.9秒
           東経130度02分28.0秒
長崎県指定天然記念物(1965年5月31日)
撮影年月日 2015年3月25日

注1)1993年3月に長崎県教育委員会と諫早市教育委員会が連名で設置。一方、長崎県の公式ウェブサイトの一つ「長崎県の文化財」では「富川のかつら」と平仮名表記である。天然記念物としての名前は平仮名が正しいのかも知れない
注2)上記案内板による。
注3)案内板には「根回り8〜9m」とあり、幹囲は記載されていない。この値は、幹が密集する部分の輪郭を目分量で





 諫早湾に注ぐ本明川(ほんみょうがわ)の支流に富川(とみかわ)がある。その上流部の渓谷が富川渓谷である。
 渓谷周辺を覆う樹林の一部は「万年の森」。案内図の言葉を借りれば、「市民が身近に自然と接する事ができる」よう、長崎林業事務所が整備した「森林空間」である。
 その案内図に「カツラの木」も載っている。
 富川橋の上から上流方向を望むと、右手にカツラの姿が見える。周囲の灌木を切り払い、カツラを大切にしている姿勢が見て取れる。
 正直に言うと、十和田湖畔をはじめ、カツラの群生地では、これくらいの大きさの株は珍しいものではない。むしろ普通に見られると言ってもいいくらいだ。
 しかし、それは、そのような場所だからであって、全国、どこでもそうだというわけではない。カツラがあまり見られない地域もある。
 長崎県もそんな地域の一つである。現に、環境省巨樹データベースに、長崎県からはカツラが1本も登録されていない(訪問時現在)。
 だから、このカツラは貴重なカツラなのである。日本国内で最も西に位置するカツラ巨木かも知れない。
 県の天然記念物指定も頷ける。
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