ページタイトル:熊野神社のクスノキ 当サイトのシンボル

画像:熊野神社のクスノキ 名称 熊野神社のクスノキ
    (くまのじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 6.9m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 山口県周南市権現町(注2)
 〃 3次メッシュコード 5131−06−64
 〃 緯度・経度 北緯34度03分21.1秒
           東経131度47分56.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2003年4月21日、2市2町が合併して周南市誕生。旧行政区は徳山市





 JR徳山駅の北北西約500m。山陽新幹線高架橋のすぐ西に熊野神社が鎮座し、境内に、周南市内で一、二を競うクスノキ巨木が立つ。
 大クスは、かなり傷ついた姿である。大枝をいくつも失い、幹の表皮が大きく失われた部分もある。
 「徳山百樹」案内板によると、樹皮の欠損は戦災によるものらしい。頂部を失ったのは新幹線建設と関連するようだ。
 いずれもヒトの仕業のために、クスノキが大きな痛手を受けてしまったわけだ。
 戦争はどう考えても愚かな行為だが、新幹線が人の活動範囲を大きく広げてくれた利点は否定し得ない。
 他の生命を殺す(食べる)ことで自分の生命を維持しているヒトの一員として、偉そうなことは言えないのだが、今も神木として大切に守られていることが、せめてもの慰めになるように思われる。
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