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名称 徳性寺のイチョウ (とくしょうじのいちょう)
名称の典拠 なし
樹種 イチョウ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 埼玉県加須市大越(おおごえ)
〃 3次メッシュコード 5439−24−19
〃 緯度・経度 北緯36度10分53.6秒
東経139度37分11.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年7月23日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版U」による
徳性寺は真言宗豊山派に属し、寺伝では、鎌倉時代の武将小山判官朝政が持仏の薬師如来像を安置して祈願所としたのが始まりという。境内に貞和元年(1345)銘の宝篋印塔があり、朝政の墓と伝えられている。(平凡社「埼玉県の地名」より)
「利根川中流十三佛南無薬師如来」と掲げられた朱塗りの楼門をくぐると、墓地の方に大イチョウが立っている。
単幹で背が高く、大枝を多く残し、上部に大きな樹冠を広げている。目通りデータ以上に立派な大イチョウである。大枝の付け根からはイチョウ老木特有の気根を下げているが、若々しい姿である。
たまたまご住職(あるいはそのご子息)が境内の清掃をしておられたので、「勢いのいい、すばらしいイチョウですね」と挨拶したら、次のようなお話をしてくださった。
最近、葉が小さくなってしまった。墓を設置した際の残土を根元に埋めたのが悪かったのかも知れない。それで、掘り返して良い土を入れてみた。
また、子供の頃に、イチョウに落雷があったことを覚えておられるともおっしゃった。
しかし、幸い、落雷は樹勢に大した影響をもたらさなかったようだ。愛情ある目で見守ってもらえ、まだ大きくなりそうなイチョウである。 |
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