ページタイトル:床尾神社のアサダ ロゴ:人里の巨木たち

画像:床尾神社のアサダ 名称 床尾神社のアサダ (とこおじんじゃのあさだ)
名称の典拠 天然記念物指定名称より(注1)
樹種 アサダ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注3)
推定樹齢 不明
所在地の地名 長野県塩尻市宗賀(そうが)
 〃 3次メッシュコード 5437−17−04
 〃 緯度・経度 北緯36度05分36.2秒
           東経137度55分54.2秒
塩尻市指定天然記念物(1971年3月5日指定)
撮影年月日 2016年10月13日


注1)「床尾神社のアサダ大木群」の名称で、境内のアサダを幼苗まで含め、一括して天然記念物指定している
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)地上1.3mの高さにおける幹囲を実測





 JR洗馬駅の北東約1.5km。三方を山に囲まれて、床尾の集落がある。
 集落の南部、鳴雷山(なるかみやま、1092m)に近い側に床尾神社が鎮座する。
 境内にアサダが数本あって、塩尻市から天然記念物指定を受けている。
 スギやイチョウ、ケヤキ等に比べ、アサダは馴染みの薄い樹種である。かくいう私自身も、巨木に関心を抱くようになる前は、そんな名前の木があることすら知らなかった。
 境内の案内板によると、心材は暗褐色、辺材は黄白色で、どちらにも光沢があって美しい上に、材質が堅くて粘り強く、耐久性に富むため、杓子や棒の加工材料として重宝されるという。(そのためか、地元の人はアサダを「ヒシャク」と呼んでいるらしい)
 最大の個体(左図)は拝殿に向かって左手。社務所と床尾集会所の間。
 案内板には幹囲3.08mとあった。天然記念物指定を受けた1971年頃の大きさだろうと思われる。
 私が計測した値は336cm。測った高さが同じだったという保証はないが、確実に大きくなってきているようだ。
 旺盛な樹勢も、それを物語っているように思われる。
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