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名称 お伊勢様の鐙摺石ザクラ
(おいせさまのあぶみすりいしざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 4.3m(注2)
推定樹齢 500年(注2)
所在地の地名 福島県田村市常葉町早稲川(一本松)(注3)
〃 3次メッシュコード 5640−05−73
〃 緯度・経度 北緯37度24分06.5秒
東経140度39分43.0秒
田村市指定天然記念物(2005年4月18日指定)
撮影年月日 2019年4月22日
注1)田村市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)2005年3月1日、田村郡内5町村が合併して田村市誕生。旧行政区は田村郡常葉町
JR磐越東線(ゆうゆうあぶくまライン)大越(おおごえ)駅の東北東約3.2km。大滝根川(おおたきねがわ)右岸に一本松集落がある。集落の南端近く、集落を縦断する市道の東に少し引っ込んで、左図の桜が立つ。(市道脇に案内表示あり)
鐙摺石ザクラの名前の由来について、案内板に説明があった。
昔、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が大滝根へと馬を進めて行くと、両側から大岩が迫り(道が狭くなっていて)、鐙(乗馬の際に足を乗せる馬具)をこすりながら、ようやく通り抜けることができた。(目の前が開けると、隘路の先で、)桜が見事な花を咲かせて出迎えてくれたという伝説が根拠らしい。(括弧内は私が勝手に補完)
坂上田村麻呂は弘仁2年(811)に没している。いくらなんでも、「これがその桜だ」というのは無理があるように思うが、命名者も、そんなことは百も承知の上だろう。(勝手な想像で恐縮だが、もしかしたら、ついでに伝説も創作したのかも知れない)
それにしても、「鐙摺石ザクラ」とは、よくぞ名付けたものである。この名前は当分忘れそうにない。(同様の名が続出しても困るが…) |
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