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名称 縣神社の大杉 (あがたじんじゃのおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 5.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 千葉県大網白里市土気飛地
〃 3次メッシュコード 5340−22−44
〃 緯度・経度 北緯35度32分31.9秒
東経140度17分53.0秒
大網白里市指定天然記念物(1972年5月1日指定)
撮影年月日 2014年5月16日
注1)大網白里市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
千葉市緑区との境界近く、県道83号(山田台大網白里線)から西に400mほど入った所に縣神社がある。
このあたりは、金谷郷、池田、餅木、季美の森南といくつかの住所が入り組んでいて、どこに所属するか分かり難い。さらに厄介なことに、縣神社の境内はそのいずれでもなく、かつては隣町であった山武郡土気町(とけまち)の飛地なのである。
昭和44年(1969)、土気町は千葉市に合併して消滅したが、土気飛地の住所は残った。
境内のいくつかの案内板を総合すると、縣神社の祭神は大日霊貴尊(おおひるめのむちのみこと=天照大御神)ほか2柱。第13代成務天皇の時代に、当時の縣主(あがたぬし)が奉祀したとの伝承があるらしい。
長享2年(1488)、酒井定隆(さかいさだたか、1435〜1522)が土気城を再興した際、鬼門除けとして当地に遷座させたようだ。
文化13年(1816)、火災で焼失。天保14年(1843)再建の本殿は市指定文化財。
市天然記念物の大杉は、拝殿に向かって右手前。
主幹の樹皮が緩やかに左旋回しながら上昇している。近づいて見上げると、オモテスギにしては、枝振りの力強さが意外だった。 |
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