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名称 天狗のマツ (てんぐのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 3.6m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 長野県千曲市戸倉(注3)
〃 3次メッシュコード 5438−51−82
〃 緯度・経度 北緯36度29分33.7秒
東経138度09分29.8秒
千曲市指定天然記念物(1998年3月26日指定)
撮影年月日 2024年5月3日
注1)千曲市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)上記案内板による
注3)2003年9月1日、1市2町が合併して千曲市誕生。旧行政区は埴科郡戸倉町(はにしなぐんとぐらまち)
しなの鉄道(旧JR信越本線)戸倉駅の東側、山の斜面一帯が「戸倉宿キティパーク」という名前の公園になっている。
サンリオのテーマパークと間違えられそうな名前だが、基本的には広々とした憩いの空間で、児童の遊戯施設等も備えている。高さ10m近い大きな天狗像が売り物のようだ(入園無料)。桜の名所としても知られるようで、開花時には駐車場が満杯になるため、千曲市は電車での観桜を勧めている。
「天狗のマツ」も同じ山腹にあって、キティパーク内の道路を登って行くと、路傍に案内表示が出ている。
私が訪ねたのはゴールデンウィークのさなか。晴天の休日で駐車場も混んではいたが、駐められないほどではなかった。
案内表示に従って林道(?)を歩いて行くと、自然に「天狗のマツ」の直下に出る。(この道をさらに先まで行くと市指定天然記念物のセツブンソウ群生地があるようなのだが、花の季節でないため省略)
案内板によると、このマツは『自在山の祭神大山祗命を祀るご神木』らしい。拝殿の軒下にも、途中の鳥居にも「自在山」の額がかかっている。(隣の坂城町に自在神社があるのでそれと関係があるのかとも思ったが、千曲市の資料を見ると、このマツの所有者は戸倉駅の南西に鎮座する水上布奈山神社(みずかみふなやまじんじゃ)だとある)
山の神信仰には違いなかろうが、案内板を読むと、当地の山の神信仰は天狗信仰と結びついているように思われる。
そんなことから「天狗のマツ」と呼ばれるようになったのだろう。 |
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