ページタイトル:利椋八幡神社のタブノキ サイトのシンボル

画像:利椋八幡神社のタブノキ

画像:利椋八幡神社のタブノキ(根の様子)
名称 利椋八幡神社のタブノキ
    (とぐらはちまんじんじゃのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福井県敦賀市阿曽字堂ノ上
 
〃 3次メッシュコード 5336−40−68
 
〃 緯度・経度 北緯35度43分21.6秒
           東経136度05分53.2秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2008年4月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 阿曽集落を貫く旧道沿いに、利椋八幡神社が西面している。主祭神は応神天皇。永禄10年(1567)創建と伝えている。
 「延喜式」神名帳の敦賀郡の項に「阿蘇村利椋神社」がある。その利椋神社はここにはなく、1kmほど南の利椋峠に鎮座していた。
 現在の道路(国道8号)は黒崎トンネルをくりぬいて海岸沿いを走っているが、かつては南隣の挙野(あげの)とこの阿曽(あぞ)の間は山越えルートが主たる道であった。今は使われることのない、そのルートに利椋峠はあった。
 峠道が使われなくなって、遷座が考えられたのだろう。明治42年(1909)八幡神社は利椋大神を合祀して現社名となった。(平凡社「福井県の地名」を参考に私見を加えた)
 青い玉砂利を敷き詰めた境内に、2本の大タブが立っている。
 1本は社殿に向かって手前左。これは目通り3.9m。そして写真の1本は、拝殿の左後方(向かって右)。
 幹は、2幹に分かれる前も、分かれてからも、すらっとしているのだが、根が地際で縮こまったような奇妙な形をしている。どうしてこんな風になったのだろうか。
 幸い、今のところ樹勢は悪くなさそうである。
 
ボタン:福井県の巨木リストに戻る ボタン:トップページに戻る